“どんなに優れた技も三倍の力の前では無力“
これは慧舟會の道場内に貼られていた文です。
慧舟會を立ち上げた西先生、
慧舟會東京を立ち上げた久保社長、
そして故守山さん。
三者ともに拓殖大学の柔道部で、
当時の監督が鬼の木村こと木村政彦!
木村政彦は鎮西中(後の鎮西高校)から拓殖大学で、守山さんが同じく鎮西から拓殖大学と同じ道を進んでいる。
そして木村政彦の師は鬼の牛島、不敗の牛島こと牛島辰熊。
ゴールデンカムイの不敗の牛山のモデルです。
ちなみに木村政彦、牛島辰熊が生きたこの時代のたしなみは柔術や柔道か剣道をやるのが当たり前で、その競技人口は今とは比較できないほど多かった。
その環境で日本一を連覇している木村政彦、牛島辰熊の強さはもう突き抜けています。
木村政彦が1951年にブラジル・リオデジャネイロのマラカナンスタジアムでエリオグレイシーをウデガラミで一蹴し、ウデガラミのことをブラジルではキムラロックと呼ばれている事は今では日本でも常識となっています。
私が十数年前に経験した、こんなのできる奴いるのか?って毎回思っていた練習量を、遥かに凌駕するものをこなしていた偉大な方々がいたことを後々に私は知りました。
“どんなに優れた技も三倍の力の前では無力“
拓殖大学柔道部の久保社長ならば、この文を道場に貼るでしょう。
背景を知らなかった私には違和感しか感じない文でしたが。